



【曲目】
【出演者】
【日時】2022年10月14日 18:25~
【会場】東京都 東京芸術劇場
【料金】2,500円(税込)
<見どころ①ヴァイオリニストの滝千春が緊急帰国!山下洋輔にベートーヴェン乱入?!>
コンサートでは「のだめカンタービレ」クラッシック監修でもおなじみ、茂木大輔が指揮。また、ドイツで活躍するヴァイオリニストの滝千春がこのコンサートのために緊急帰国。さらにピアニストの入江一雄を迎え、ベートーヴェンとナポレオンが生きた18世紀後半から19世紀前半のヨーロッパの「風」をホール中にお届けします。さらに、ジャズピアニスト山下洋輔のピアノにベートーヴェンが乱入する奇想天外な演出も…
<見どころ②対談では200年の時を超えベートーヴェンの心理に迫る>
当初「ボナパルト」という名前を付け、ナポレオンに捧げる予定だった「交響曲第3番」。斬新で革命的なこの曲を、作曲者ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、あえて「英雄」と改めて世に送り出しました。当時はナポレオンに惹かれていたはずのベートーヴェンですが、「英雄」の発表から10年後、ナポレオンがロシアとの戦いに敗北したのをきっかけに次々と敗走し、最終的にウィーンが解放されると、ベートーヴェンは知人のメルツェルと共に戦勝記念(傷病者のための慈善演奏会)を大々的に開催。そこで「戦争交響曲・ウェリントンの勝利」を作曲・初演して空前の大ヒットを飛ばしたのです。ベートーヴェンのナポレオンへの想いは、いつ憎しみに変わったのか?200年の時を超えてベートーヴェンツウの識者たちが語り合います。
<「茂木大輔」×「山下洋輔」×ベートーヴェン研究の第一人者「平野昭」>
ジャズピアニスト山下洋輔もまた、激動の時代を生きてきた一人。1960年代から70年代の学生運動激しき時代、その真っ只中の1969年に早稲田大学のバリケード内で、山下洋輔トリオとして演奏。対立する学生双方が、その演奏に聞き入るというシーンが展開されました。日本の未来をめぐる過激とも言えるエネルギーのぶつかり合いの中で、メロディもテンポもなく全力で疾走する音楽は、当時の先進的な若者たちから大きな共感を呼び、そして社会を動かした一因になったのかもしれません。
ナポレオンとベートーヴェンが生きた時代もまさに激動。そんな戦乱の世において、音楽家は軍に帯同していました。山下もまた、自身の本で「甦ったベートーヴェンと対話する」という架空対談も執筆しているほどベートーヴェンフリークのひとり。こんな3人が繰り広げる「激動時代」は必聴です。
アーカイブ公開:2022年10月15日〜2030年10月31日